耳鼻科の診察
普段何気なく通っている耳鼻科ですが、耳鼻科で診察してもらえる内容はどんなものがあるかご存じでしょうか？
これは私たちもよく知っているものもあれば、こんな症状も見てもらえたの？と思うものまで幅広くありますので、覚えておくと役立ちます。
まず一般的に耳鼻科で診察を受けるときに多いのが耳や鼻などに不調が出たときです。
耳の症状で言えば中耳炎や外耳炎といったものは代表的で、中耳炎は大人から子供までかかる可能性がありますし、診察してもらったことがある人も多いのではないでしょうか？
特に子供のころに急性中耳炎にかかって耳鼻科通いをした経験がある人は多いと思いますし、外耳炎は耳の穴から奥の方が炎症が起こる症状で大人でもなりやすいので注意が必要です。
また近年増えているのが突発性難聴と呼ばれる病気で、これは急に片方の耳が聞こえなくなったり栓をしたような感覚が続く症状が出たときに疑われます。
突発性難聴はミュージシャンなど音に携わることが多い人がなるイメージがありますが、ストレスなどが原因で起こることもありますので、少しでも自覚症状が出たら早めに受診することをおすすめします。
次に鼻の不調ですが、これは花粉症とアレルギー性鼻炎が圧倒的に多いのではないでしょうか？
花粉症は春に起こりやすくなるもので、花粉が鼻の粘膜を刺激してアレルギー症状を起こし、鼻水が止まらなくなったり涙が出たり目がかゆくなったりといった症状が出てきます。
これまでまったく症状が出なかった人でもいきなり花粉症にかかる人もいるみたいなので、その際には耳鼻科で診察してもらい適切な治療を受けてください。
アレルギー性鼻炎は花粉症のような症状が継続的に続きますが、これは季節関係なく起こるもので、ハウスダストや埃なども原因のひとつだと考えられています。
したがって耳鼻科での治療と並行して生活環境の改善も必要になりますので、そのあたりの指導も受けてください。
ほかにも耳鼻科ではのどの不調を治療してもらうことも可能で、急性扁桃炎や声帯にポリープが出来てしまったときには治療してもらうことができます。
のどの不調があると内科にかかる人が多いのですが、本来は耳鼻科が担当するような病気が多いので、もしのどに不調が現れたら内科ではなく耳鼻科で診察を受けたほうが正しい治療を受けられる可能性が高いです。
このように耳鼻科は耳・鼻・のどの3つの部位の診察をしてくれますので、覚えておくといいでしょう。
